ブロック定義と画層
AutoCADのブロックは、画層との関係性を理解していないと、うまく操作ができなくなります。概念をしっかり理解し、ブロック定をする際に注意する内容がわかるようにしましょう。
ダウンロードしたデータの画層と線種・線の色・線の太さ
授業で使用している、設備什器のダウンロードデータは、見た事のない画層で描かれている事が多い。このままコピー&ペーストをしてしまうと、編集しているファイルに予期せぬ画層もコピーされてしまう。オブジェクトをすべて選択して、画層を「0」にし、線の色と線の太さ、線の種類を「ByLayer」にする。コピー&ペーストで編集しているファイルに設備什器を持ってくる。
ブロック定義(ブロック化)
エイリアスは「B」です。ここでブロック定義を行うのですが、定義したら、そのブロックは「現在の画層」で登録される。描かれている中身の話ではなく、ブロックしたオブジェクトの集合体が「現在の画層」になる。ブロックは現在画層で登録される
上記でも記載してるが、ブロック化すると現在の画層でブロックが登録されます。実際のオブジェクトは、違う画層で描かれていても、ブロック化すると、現在画層の膜にオブジェクトが包まれるようなイメージです。ブロック定義を0画層で登録する意味
ブロック登録するオブジェクトをすべて0画層にした状態でブロックを登録すると、ブロック化した後でも画層を自由に変えることができます。ブロック化するオブジェクトがすべて0画層になっていることが前提です。ダブルクリックでオブジェクトを編集
オブジェクトをダブルクリックすることで以下の内容が編集できる。- 文字の編集
- 引出し線文字の編集
- マルチテキストの編集
- ブロック編集
- ハッチング編集
- 外部参照の編集