CADトレース技能審査|学科対策|尺度

JISの規格で定められている尺度は、建築に限らず、他の分野の製図も含まれている。

尺度に関する用語

尺度とは
「対象物の実際の寸法」に対する「原図(作図した図面)に示した対象物の寸法」の比率
現尺
1:1の尺度
倍尺
尺度の比が1:1より大きい尺度。比が大きくなると、尺度も大きくなる。X:1
縮尺
尺度の比が1:1より小さい尺度。比が小さくなると、尺度も小さくなる。1:X

推奨される尺度

尺度を選択する際は、描く対象の複雑さや、表現する目的に合うように選択する。また、図面の大きさと対象物の大きさで決まることもある。
種別推奨尺度
倍尺50:1、20:1、10:1、5:1、2:1
現尺1:1
縮尺1:2、1:5、1:10、1:20、1:50
1:100、1:200、1:500、1:1000
1:2000、1:5000、1:10000
小さい対象物を大きい尺度で描いた場合、現尺の図を描き加えると見やすくなる。この場合、現尺の図は簡略化された、外郭線のみでも構わない。