結合コマンド

トリムで間違って線を切ってしまうことは、AutoCADを巧みに操作できるようになってもついついやってしまう操作ミスです。間違って切ってしまった線を延長コマンドで、くっつけて操作を終わる人が多くいますが、その方法では、オブジェクト自体は結合していません。切れた部分で別れて2つにオブジェクトで構成されてしまいます。

意図のないところでの線の切断はNG

授業でも説明したが、意図のない箇所でオブジェクトが分かれている状態は、すごく問題のある図面です。近年では図面をデータで提出したり、他社とのやり取りでデータを送ったり、または社内で自分以外の人が同じデータを編集したりすることが往々にしてあります。その際に予期せぬ所で線が切れていたら、作図者の信頼はあっという間に落ちます。他社であれば、おそらくもう仕事は頼まないでしょう。
線を結合する
分かれている線分オブジェクトをひとつのオブジェクトにするためには「結合コマンド」を使う。

コマンドエイリアス(短縮)は「j」Enter。操作は単純。結合したい線分をクリックし、もう一つの線分をクリックし、Enter。