レイアウト空間での印刷

レイアウト空間での印刷を理解しないと実務ではかなり厳しいです。新人の人にまず始めにやってもらう仕事の一つとして、印刷をするという場合が多いですからね。

モデル空間とレイアウト空間の違い

モデル空間
モデル空間は、作図を進めていく空間です。作業領域と言ったり、作図ウィンドウと言ったりします。今まで作図を行っていた場所です。



上図の「モデル」となっているところが、いつもの作業領域になります。

レイアウト空間
別名ペーパー空間ともいいます。レイアウト空間での全体尺度は常に1:1であるという事がもっとも大事。レイアウト空間で印刷をすると、印刷の尺度は「1:1」になるということ。空間内にビューポートを作成し、その中で尺度を変更するということです。



上図の「レイアウト」となっているところが、レイアウト空間または、ペーパー空間です。

レイアウト空間で印刷するメリット
  • 1枚の図面で、異なる尺度の図面の表示・印刷が可能
  • 印刷の際に、モデル空間でレイアウトを行う必要が無い
  • UCS等のプランビューを自由に変更して作図が可能
AutoCADを使用する人が、まず躓くのがレイアウト空間です。必ず覚えましょう。