AutoCADの作図を速める方法

繰り返し操作するのが一番

単純なことですが、やはり繰り返し繰り返し操作することが大事。しかし、意味も無く繰り返すのではなく、作図や編集をいろいろな方法で取り組んでみることで、効率の良い方法が見つかってくるので、繰り返し取り組んでいくのも考えながら操作していくことが大事。

コマンドラインを必ず見る

一番大事なのが、コマンドラインを見ること。授業の中でも私を含む講師陣が何度も何度も指摘するポイントです。コマンドラインを見ない癖がついてしまうとAutoCADの操作は上達しませんし、習得は諦めたほうがいいでしょう。

画面の拡大・縮小を必ず行う

作図や編集する際は、必ず拡大と縮小を繰り返し行うこと。これも初期のうちに癖をつけておかないと建築図を描く際に苦労するようになってしまいます。

キーボードは手で操作する

AutoCADは、利き手でマウスを握り、逆手でキーボード操作を行なっていくことが上達する一番の近道です。最初は慣れなくても矯正していくことで、操作は早くなるので、努力しましょう。

ちょっとしたコツ
直前のコマンドの実行

コマンドキャンセル状態(何も命令していない状態)でEnterキーを押すと、直前に実行したコマンドを命令することができます。但し、拡大・縮小や、画面移動、やり直し(Ctrl+Z)や取り消し(ctrl+Y)、削除などもコマンドの一つと認識されるので注意が必要です。

2つ以降前のコマンドの実行

直前のコマンドではなく、2つ以降前のコマンドを実行する際にも、簡単に命令を与えることができる。キーボードの十字キーの「↑」を押していくとコマンドラインに過去に命令したコマンドを遡ることができます。十字キーの「↓」を押していくと逆のことができます。